2010年8月23日月曜日

海の色三題。


左 鹿児島湾,北埠頭近くの海。
鹿児島湾は地図で見てわかるとおり閉鎖性の海域だ。おまけにど真ん中に臍のようにある桜島のおかげで水の循環はあまりよくない。結果として富栄養化が進み海の色は悪くなる。水色は10といったところだろうか。
中 竹島港
竹島と言ってもお隣の国との喧嘩の種になっているあの島ではない。鹿児島市三島村にある竹島だ。種子島の先端と同じくらいの緯度に位置していて鹿児島港からフェリーで3時間くらいのところにある。海が汚れる原因など何一つ無い。水色は4くらいだろうか,もっと深ければ1に近いのだろうが港湾の中で浅く底が見えてしまっている。
右 硫黄島港
これもまた紛らわしい名前なのだが,小笠原の硫黄島ではなく三島村の硫黄島だ。歴史的には俊寛が流刑にあった島として有名。先ほどの竹島から西へ,フェリーで1時間ほど進んだところにある。火山島である硫黄島の港は底から温泉が湧き出していてそれに含まれる鉄分によってこの色になっている。フォーレルやウーレでは測れない水の色だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿